3年連続で「資本金1円」へ──メタプラネットの減資戦略とは

メタプラネットは、資本金を約278億円から1円に減らす案を、12月18日の臨時株主総会に提出する。承認されれば、12月30日に効力が生じる予定だ。

8月31日時点の金額を基に、資本金と資本準備金をそれぞれ約278億円減らし、計約556億円をその他資本剰余金に振り替える。減資後の資本準備金は0円となる。効力発生日までに新株発行などで資本金や資本準備金が増えれば、その増加分も振り替える方針だ。

この振り替えにより同社は、株主への還元に使える金額の上限を引き上げる。

将来の優先株への配当や自社株買いをしやすくし、資本政策の選択肢を広げる狙いだ。帳簿上の振り替えなので、会社の現金や株主が持つ株式の数は変わらない。

同社は10月13日に上限600億円の自社株買い枠を設定し、同月14日から31日までに約253億円の自社株買いを実施した。

減資が実施されれば、同社は振り替えた金額のうち約18億円を、2025年末時点で残っていた累積赤字の穴埋めに充てる。この処理も減資と同じ12月30日に行う予定だ。

今回の減資が承認されれば、資本金を1円に減らすのは2024年、2025年に続き3年連続となる。2024年は2回実施した。2025年は12月22日の臨時株主総会で承認を受け、12月30日付で減資を実施した。

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|文:平木 昌宏
|画像:メタプラネット公式サイトより(キャプチャ)

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