資産運用会社VanEck(ヴァンエック)は10月27日、株式や債券、実物資産にビットコイン(BTC)を組み合わせたアクティブ運用型ETF(上場投資信託)「VanEck Wealth Builder ETF(WBMO)」をNYSE Arcaに上場した。
同社ウェブサイトによると、BTCへの配分は2%を目標とし、1〜5%の範囲で調整する。BTCは直接保有せず、現物BTCのETP(上場取引型金融商品)を通じて投資する。
10月26日時点では、自社のBTC現物ETF「VanEck Bitcoin ETF(HODL)」が純資産の1.89%を占めている。実物資産は7.5%を目標とする。
WBMOは、同社が金融アドバイザー向けに提供してきた「Wealth Builder」モデルポートフォリオと同じ運用チームが手がける。自社と他社のETFを組み合わせ、四半期ごとにリバランスする。経費率は報酬減免後で0.26%となる。
マルチアセットソリューション責任者のDavid Schassler(デビッド・シャスラー)氏は「従来の60/40ポートフォリオは、現在とは異なる投資環境を想定して構築されたものだ」と述べた。
VanEckは3月、401(k)プラットフォームを運営するBasic Capital(ベーシック・キャピタル)と提携し、自社の暗号資産ETPの一部をアメリカの企業型確定拠出年金で選べるようにしている。運用資産は9月30日時点で約2441億ドル(約39兆560億円、1ドル=160円換算)に上る。
分散投資の一部としてBTCを少額組み込む商品が増えれば、BTCを自ら選んで買わない層にも保有が広がる可能性がある。日本では改正金融商品取引法の成立を受け、2028年ごろに暗号資産ETFが解禁される見通しだ。
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|文・編集:井上 俊彦
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