SOLがETHやXRPを上回る中、Solanaのステーキング量が9月に3億ドル増加【価格分析】

●ソラナ(SOL)は9月に約18.1%上昇し、ステーキング預入額は2億9700万ドル相当の283万SOL増加した。

●Solanaのステーキング報酬率が5.08%まで低下したにもかかわらず、ステーキング需要は増加しており、保有者の確信の強さを示している。

●今月初め、Solanaは最大トランザクションサイズを1,232バイトから4,096バイトに引き上げ、より複雑な処理を1件のトランザクションに収められるようにした。

Solanaのステーキング量が3億ドル増加、SOLは9月に18%上昇

SOLの価格は9月25日木曜日に120ドルに達し、2.5%上昇した。この日の大型アルトコインでは、エックス・アール・ピー(XRP)に次ぐ上昇率となった。これにより、Solanaの2026年9月の月初来上昇率は約18.1%に達した。

SOLは月初、99.99ドル前後で取引されていたが、執筆時点の9月25日には118.08ドルまで上昇している。イーサリアム(ETH)は9%上昇して2,680ドル、XRPは12%上昇して1.53ドルとなっており、SOLは両銘柄を上回るパフォーマンスを見せている。

オンチェーンデータによると、ステーキングされているSOLの増加が、SOL価格を押し上げる要因の一つになっている。

StakingRewards.comの分析によれば、ステーキングされているSOLの総量は過去30日間で1%増加した。

Solana Analytics dashboard showing three metric cards: Reward Rate 5.04% (down 3.28%), Staking Ratio 69.33% (up 0.84%), Staking Market Cap .45b (up 22.31%), with accompanying line charts in the background and a light blue UI. Requirements note: header and navigation are visible above the charts.
<Solanaネットワークのステーキング分析|StakingRewards.com、2026年9月24日>

9月に入ってから、ステーキングされているSOLは283万SOL増加した。これにより、ステーキング総量は4億9696万SOLに達した。

これは、記事公開時点でSOLの総供給量の約69.33%に相当する。

30日間の移動平均価格である105.86ドルで計算すると、投資家は9月だけで約2億9700万ドル相当のSOLをステーキングに回したことになる。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークでは、ステーキング需要の増加がネットワークのセキュリティ基盤を強化する。それだけでなく、ステーキングに回されるSOLが増えることで、市場ですぐに利用できる流動的な供給量が減少する。その結果、Solanaが今月、競合するレイヤー1(L1)銘柄を追い抜く一因になった可能性がある。

今回の預入額の増加は、ネットワークのステーキング報酬率が3.28ポイント低下して5.08%となった状況で起きており、特に注目に値する。

第一に、これはエコシステム内のセンチメントが改善していることを示唆している。投資家は含み益が増えているにもかかわらず、保有資産を引き続きステーキングしている。

第二に、この増加は、Solanaを基盤とするDeFi活動への参加拡大や、現在の市場上昇局面で換金するのではなく、さらなる上昇を期待してSOLを保有しようとする意向を示している可能性がある。

SOLが9月の上昇分を維持しながらステーキング量も増加し続ければ、ネットワークのアップグレードと流動的な供給量の減少が、Solanaの短期的な見通しを左右する重要な要因になる可能性がある。

Solana、9月のネットワークアップグレードでトランザクションサイズを3倍に拡大

Solanaが9月に好調なパフォーマンスを見せた背景には、大規模なネットワークアップグレードもある。9月15日、Solana Foundationは、レイヤー1ネットワークにおける最大トランザクションサイズを1,232バイトから4,096バイトへ引き上げたと発表した。

この変更により、開発者はゼロ知識証明や新しいオンチェーン署名方式など、より複雑な処理を1件のトランザクションに含められるようになった。

Solana Foundationの公式アップデートによれば、このアップグレードはエポック1,035の開始時、9月15日午前1時頃(UTC)にメインネットで有効化された。

また、今回のアップグレードではv1トランザクション形式も導入された。一方で、従来のトランザクションとの後方互換性は維持されている。

Header text: 'Larger Transaction Sizes' with subtitle about max size 4096 bytes (up from 1232) on a dark gradient background, June 2026 by Solana Foundation.
<Solana、最大トランザクションサイズを1,232バイトから4,096バイトへ拡大。2026年9月15日に有効化|Solana.com>

Solana FoundationはCointelegraphに対し、この変更は、ゼロ知識証明、マルチシグ、新しいオンチェーン署名方式を利用するアプリケーションで、開発者が「より多くのことをできる」ようにすることを目的としていると説明した。

8月には、Solanaはスロット時間を400ミリ秒から350ミリ秒に短縮した。スロット時間を短くすることで、レイテンシーを低下させ、トランザクションの承認を高速化できると見込まれている。

一方、Solanaのバリデーターは8月28日、ネットワークの年間ディスインフレ率を2倍にする提案を承認した。これにより、将来のSOL発行量は減少する。

これらの変更によって、Solanaではトランザクション処理能力やレイテンシー、トークン発行量など、ネットワークのさまざまな側面に変化が生じた。

【次に読む】
» XRP、ビットコインに対して30%上昇──ゴールドマン・サックスがETFの企業保有で首位【価格分析】
» エバーノース、韓国NH投資証券から3000万ドルを調達しXRP購入へ【価格分析】
» 【ST最前線】不動産STのその先へ──大和証券・澤氏が描くオンチェーン資本市場