●Evernorthは、エックス・アール・ピー(XRP)の購入やその他のエコシステム関連活動に充てるため、NH投資証券に3000万ドル相当の転換社債を発行することで合意した。
●この資金調達は、Evernorthが計画しているSPACとの合併完了を条件としている。合併が完了すれば、XRP財務戦略企業である同社はナスダックに上場する。
●BitcoinTreasuriesが追跡する企業のXRP保有量は合計約3億4640万XRPに上る。一方、7本のXRP ETFは11億2000万XRP以上を保有している。
Evernorth、XRP購入に向け転換社債で3000万ドルを調達
Evernorthは、計画しているナスダック上場に向け、韓国の機関投資家であるNH投資証券から転換社債による3000万ドルの資金調達を確保した。
米証券取引委員会(SEC)に提出されたForm 8-Kによると、Evernorthは2031年満期、利率4%の転換型シニアPIK債を3000万ドル発行する。今回の資金調達は、「Kyobo AIM Corporate Finance General Private Investment Trust No. 3」の受託者を務めるNH投資証券との間で合意された。

調達資金は、Evernorthが上場XRP財務戦略企業となるための準備を進めるなか、XRPの購入や、より広範なエコシステム関連活動に充てられる予定だ。
ただし、この資金調達は、EvernorthとArmada Acquisition Corp. IIとの企業結合が完了することを条件としている。
企業結合は2026年第4四半期中に完了する見通しで、その後Evernorthはティッカーシンボル「XRPN」でナスダックに上場する予定だ。
今回の資金調達により、Evernorthは株式市場への上場前にXRPの保有量を増やすための追加資金を確保できる。
また、企業によるデジタル資産の財務戦略に機関投資家が参加する動きが広がっていることも浮き彫りになった。
韓国の金融機関が転換社債を通じて米国企業のXRP財務戦略を支援していることは、暗号資産の買い増しが従来型の資本市場の仕組みを通じて行われるケースが増えていることを示している。
Evernorthはすでに、公開情報で追跡されている企業のなかでも最大級のXRP保有企業となっている。
9月19日時点のBitcoinTreasuriesのデータによると、Evernorthは約3億4628万XRPを保有している。一方、エネルギー関連企業のWorksportは11万5000XRPを保有している。

追跡対象となっている上場企業のXRP保有量は、合計で約3億4640万XRPに上る。現在の価格では約4億8900万ドルに相当する。
Evernorthの戦略は、単にXRPを保有するだけにとどまらない。
同社は保有するXRPを活用しながら、より広範なXRPエコシステムに投資し、長期的には1株当たりの裏付けとなるXRPの数量を増やすことを目指している。
そのため、同社が計画するナスダック上場は、企業によるXRP財務戦略モデルを検証する重要な試金石となる。
EvernorthとArmadaの合併はすでにSECの審査を通過しており、9月30日には株主による取引の承認投票が予定されている。
したがって、今回の資金調達は、同社の上場戦略にとって重要な節目を目前に控えたタイミングで行われることになる。
XRP ETF、週間で約900万ドルの資金流入
EvernorthによるXRP購入計画の発表が迫るなか、米国に上場するXRP ETFにも安定した需要が見られた。
XRPInsightのデータによると、9月18日金曜日の時点で、7本のXRP ETFは合計約11億2860万XRPを保有していた。これは、XRPの総供給量1000億XRPの約1.13%に相当する。
これらのETFの運用資産総額は約15億ドルに上る。

週間の純流入量は約634万XRPを記録した。報告時点のXRP価格に換算すると、約899万ドルに相当する。
企業財務戦略会社は、バランスシート戦略の一環としてXRPを直接取得する。一方、ETFを利用すれば、投資家は原資産であるXRPを自ら保有しなくても、規制された市場を通じてXRPへの投資機会を得られる。
XRP投資家は、2026年下半期を通じた短期的な見通しを判断するため、企業によるXRPの買い増し、ETFの保有量、規制動向を引き続き総合的に注視している。
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