韓国金融委員会(FSC)は10月28日、韓国大手の暗号資産(仮想通貨)取引所Bithumb(ビッサム)から、社内システムへの外部からの不正アクセスにより、個人情報が流出した形跡を確認したとの報告を受けたと発表した。会員情報が流出したかどうかは、発表時点で調査中だ。
流出の形跡が確認されたのは、ビッサムと子会社、協力会社などの役職員情報だ。具体的な情報項目や対象人数は公表されていない。
侵害されたのは、暗号資産取引の中核システムとは別の、役職員向け業務支援システムだ。ビッサムは当局に対し、ウォレットアドレスなど、不正決済や暗号資産の移転に悪用できる情報の流出は、現時点で確認されていないと報告した。
FSCは同日、今回の侵害を受けて緊急点検会議を開催した。金融監督院などとともに現地調査に着手し、関係機関と連携して原因や利用者への影響を調べている。利用者に被害が発生した場合には、全額賠償を含む保護措置が講じられるよう管理・監督する方針だ。
また、電子金融取引法の適用対象外となっている暗号資産業界などについても、銀行などの主要金融機関と同水準にセキュリティー対策を強化する方針を示した。事故発生時に迅速に対応できる態勢の整備に向け、複数の方策を推進するとしている。
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|文:平木 昌宏
|画像:Adobe Stock


