アメリカ株式市場で人工知能(AI)関連株の売りが広がり、リスク資産が軒並み急落した。
11月5日(現地時間)、ビットコイン(BTC)は6%超下落して7万5000ドル台を付け、9月16日以来、約7週間ぶりの安値となった。一時は50週単純移動平均線(SMA)の7万5733ドルを下回り、同水準のサポートとしての機能が試されている。
暗号資産(仮想通貨)はすべて大幅安となり、イーサリアム(ETH)は7.5%安の2251ドル、ソラナ(SOL)は7.9%安の89ドル台まで下落した。
米国株も中間選挙後の上昇分を失った。民主党が上下両院で勝利したことを受けて4日に株価は急騰したが、5日はデータセンター建設の規制強化やAI投資の減速を懸念した売りが半導体株に集中した。
ナスダック総合指数は5.52%安の2万4315で取引を終え、2025年4月以来の大幅安となった。AI関連株ではNvidia(エヌビディア)が9%超下落し、時価総額で約4500億ドル(約72兆円、1ドル=160円換算)を失った。
一方、原油価格は反発した。WTI原油は1バレル90ドル(約1万4400円)を回復し、ブレント原油は2.5%高の97ドル(約1万5520円)前後まで上昇した。米国とイランの戦争をめぐる不透明感が背景にある。
Orion(オリオン)の最高投資責任者(CIO)、Tim Holland(ティム・ホランド)氏は米CNBCに対し、「投資家は、中間選挙がとりわけAIの設備投資サイクルに与える影響が判明するまで、様子見に回っている」と述べた。
CoinGlassによると、暗号資産市場の24時間の清算額は8億5000万ドル(約1360億円)に迫り、その約9割はロングポジションだった。
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|文・編集:井上 俊彦
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