USDCを発行するCircle(サークル)は11月4日、2026年第3四半期(7〜9月)決算を発表した。継続事業の純利益は前年同期比5%増の2億2600万ドル(約361億6000万円、1ドル=160円換算)となった。
その一方で従業員の約5%を削減を予定し、主に解雇予告期間中の支払いと退職金からなる910万ドル(約14億5600万円)のリストラ費用を計上した。削減人数は開示していない。
総収入・準備金収入は17%増の8億6500万ドル(約1384億円)だった。収益を押し上げたのは独自レイヤー1ブロックチェーン「Arc(アーク)」のトークン「ARC」のプレセールで、1億8200万ドル(約291億2000万円)を収益に計上した。
一方、主力の準備金収入は、利回りが0.61ポイント低下して3.5%となったことで、8%減の6億5800万ドル(約1052億8000万円)だった。ARC分を除くと、総収入は前年同期を下回る。
今回の決算は同社の事業転換を如実に示している。既存のステーブルコイン事業はUSDCを裏付ける準備金から収益を得ており、その額は金利と発行残高に連動する。
これに対し新たな事業では、デジタルドルが支える決済や金融活動から収益を得ることをめざす。決済ネットワーク「CPN」の年換算取引額は413億ドル(約6兆6080億円)と、前年の約15倍に拡大した。
CEOのJeremy Allaire(ジェレミー・アレール)氏は自身のXで「1月にGENIUS法が施行され、規制されたデジタルドルが主流になる。当社のプラットフォームはあらゆる層が稼働しており、準備は整っている」と述べた。
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|文・編集:井上 俊彦
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