クロスチェーン交換サービス「NEAR Intents(ニア・インテンツ)」で発生したセキュリティ侵害を巡り、流出した約380万ドル(約6億円、1ドル=158円換算)の資金が全額返還された。
NEAR Intentsのゼネラルマネージャー、Alex Shevchenko(アレックス・シェフチェンコ)氏が10月2日にXで明らかにした。
NEAR Intentsは10月1日、セキュリティ侵害を検知してサービスを一時停止した。
予備調査では、Omniの入出金インフラとNEAR Intentsのスマートコントラクトの連携部分に不具合があり、約380万ドル相当のユーザー資金が流出したとしていた。脆弱性はその後修正され、同プロジェクトは影響を受けた資産を全額補償する方針を示していた。
NEAR Intentsはその後、侵害に関与した人物を特定したと発表。シェフチェンコ氏は返還先となる複数のアドレスを提示し、48時間以内に資金を返還するよう要求した。返還に応じることで、今回の行為を「責任ある開示」として扱う最後の機会になるとしていた。
シェフチェンコ氏は10月2日、約380万ドルの流出資金が「全額返還された」とXに投稿。これを受けて調査を終了するとし、サービスを妨害するのではなく、バグ報奨金制度を利用するよう呼びかけた。
オンチェーン調査で知られるZachXBT氏は、事件に関連する資金が暗号資産取引所KuCoinへ送られ、その後ビットコイン(BTC)へブリッジされたと指摘していた。
一方、全額返還後のユーザー資金の復旧や補償の実施状況について、詳細は現時点で明らかになっていない。
【次に読む】
» NEAR基盤の取引サービス、入出金のバグで約6億円流出
» 約3.9億ドル流出のBitget、ビットコイン出金を再開
» 資金流出のBitget、保護基金が約486億円に回復──約束の水準を達成
|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Adobe Stock


