ブロックチェーン「NEAR(ニア)」上のクロスチェーン取引基盤NEAR Intents(ニア・インテンツ)は10月1日、セキュリティインシデントを検知してサービスを一時停止したと公式Xで明らかにした。
同社は、原因を入出金基盤「Omni」とNEAR Intentsのスマートコントラクトの連携部分にあるバグだと説明している。暫定の損失額は約380万ドル(約5億9660万円、1ドル=157円換算)で、全額を補償するとしている。
NEAR Intentsは、ブロックチェーンをまたいだ資産の交換や決済を担う仕組みである。同社によると、修正は検知から約1時間で完了し、NEAR Intentsとnear.comは再開に向かった。
NEAR Protocolの共同創業者イリア・ポロスキン(Illia Polosukhin)氏は同日、NEAR Intentsの経緯を自身のX(アカウント名「Illia(root.near)」)で説明した。同氏は、被害はBSC上のUSDTに限られ、NEAR Protocol本体やNEARトークンに影響はなかったとしている。
同氏によると、同社のAIによる異常検知機能「SHIELD」が不審な動きを検知したという。
NEAR Intentsの月間の取引・決済量は40億ドル(約6280億円)超と同氏は述べ、セキュリティ対策を強める方針だとしている。
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|文:栃山直樹
|画像:NEARウェブサイトから(キャプチャ)