全量ステーキングのNEAR現物ETF、米国初の上場へ

暗号資産運用会社のBitwise(ビットワイズ)は9月24日、暗号資産(仮想通貨)NEAR(ニアプロトコル)の現物ETF「Bitwise NEAR ETF」について、ニューヨーク証券取引所アーカ(NYSE Arca)上場のための登録書式「Form 8-A」を米証券取引委員会(SEC)に提出した。

目論見書を含む登録届出書(S-1)は9月16日付でSECに提出済みで、NYSE Arcaへの上場はすでに承認されている。ETFの資産管理はコインベースが担当する。

Crypto Briefingの報道によれば、運用報酬は年0.75%、ティッカーはNRRで、取引開始は9月29日前後を見込む。

NEARの現物ETFは、レイヤー1ブロックチェーン「NEAR Protocol」のトークンを裏付け資産とする。

全量ステーキングによる報酬をファンドの収益に組み込む設計は、価格連動にとどまらず利回りを生む点が特徴となる。複数の海外メディアは、NRRが米国初となるNEARの現物ETFになると報じている。

ビットワイズは今年、ビットコイン・イーサリアム以外の単一銘柄ETFを相次ぎ投入してきた。

5月にはHYPEの現物ETFをNYSEに上場し、8月末時点でソラナ(SOL)の現物ETFは運用資産が10億ドルを突破した一方、9月にはドージコイン(DOGE)の現物ETFを上場から1年足らずで閉鎖している。

NEARの価格は上場に向けた動きを受けて上昇が続いている。

CoinMarketCapによると、NEARは9月28日時点で5.25ドルで推移し、直近1週間で約21%上昇した。

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|文:栃山直樹
|画像:Adobe Stock