暗号資産マーケットメーカーのWintermute(ウィンターミュート)は8月10日付のマーケットレポートを公開し、暗号資産(仮想通貨)ETF(上場投資信託)への資金流入が回復していると述べたが、依然として慎重な姿勢を崩してはいない。
レポートによると、アメリカのビットコイン(BTC)現物ETFには前週、5営業日連続で計8億5350万ドル(約1365億円、1ドル=160円換算)が流入し、4月中旬以来最大の流入週となった。
イーサリアム(ETH)現物ETFにも2億4490万ドル(約391億円)が流入し、5週連続の純流入(プラス)となった。BTCとETHのいずれにおいても、BlackRock(ブラックロック)が8割超を占めた。流入は出来高が低調な中で起きており、機関投資家が計画的に持ち高を積み上げている兆候だとしている。
同社は「ETFへの資金流入は戻ってきたが、明確に強気へ転じるにはもう少し継続を見たい」との見解を示した。
BTC・ETHの合計で11億ドル(約1760億円)が流入したにもかかわらず、BTCの週間上昇率は2.15%と、S&P500の上昇率(3.51%)を下回っていることから、ETFの買いを吸収する売りが残っているとWintermuteは分析している。そして、夏の終わりまでETFの買い需要とDAT(デジタル資産トレジャリー企業)の動きが持続するかを見極める姿勢を示した。
|文・編集:井上 俊彦
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