大和証券グループ本社系のファンドが、赤坂プリンスホテル(赤プリ)跡地の複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」の大部分を3000億円超で取得すると、日経新聞が10月30日報じた。取得する資産の一部はデジタル証券(セキュリティ・トークン、ST)にし、個人に販売する。
日経によると、取得対象はオフィスと商業施設で、住居部分は含まない。
オフィスのうち約900億円分は三菱UFJ信託銀行が受託する。このうち借り入れを除く約300億円分をデジタル証券にし、大和証券が個人向けに販売する。
デジタル証券は、ブロックチェーン(分散型台帳)で権利を管理する証券だ。投資単位を小さく分けられる。日経は、機関投資家に限られていた大型不動産への投資が個人にも開かれつつあると指摘している。
約300億円は1回の不動産デジタル証券の発行額として最大規模となる。三菱UFJ信託はこれまでに「大阪堂島浜タワー」などのデジタル証券化も手がけている。
同施設のオフィスにはデジタル庁やLINEヤフーが入居する。西武ホールディングスが同跡地を約1040億円かけて再開発し、2016年に開業した。
日経によると、今回の売り手は米投資ファンドのブラックストーン(Blackstone)。同社は2025年、ホテルや住居部分を含む同施設を4000億円規模で取得していた。
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|文:栃山直樹
|画像:東京ガーデンテラス紀尾井町ウェブサイトから


