GMOコインは10月23日、GMOインターネットが提供する「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを受け、利用者に注意喚起を公表した。同日時点で、GMOコインの口座における不正操作は確認されていないとしている。
同社は、複数のFX業者で自動売買ツールによるものと考えられる不正取引が報告されていると説明。利用者に取引履歴や注文履歴、建玉・残高を確認し、身に覚えのない取引がないか確かめるよう求めた。
あわせて、パスキーや各種通知の設定、不要・不明なAPIキーの削除を呼びかけた。不審な取引やログインがあった場合は、速やかにパスワードを変更し、同社サポートへ連絡するよう求めている。
今回の不正アクセスでは、FXの自動売買ソフトなどをクラウド上で稼働できる「お名前.com デスクトップクラウド」に保存された取引口座のログイン情報などが第三者に取得され、不正利用された可能性がある。
GMOインターネットグループとGMOインターネットの発表によると、影響の可能性があるサーバーは2万6739件で、情報取得や不正利用の範囲は調査中だ。同サービスは、サーバー上のWindows環境でFXの自動売買ソフトなどを稼働するために使われている。
利用者への脅迫とみられるメールも報告されている。メールには、GMO側への金銭要求をほのめかす内容が含まれていた。また、ネット上では、攻撃者を名乗る人物が、不正取引で顧客の口座残高を失わせたと主張している。
GMOインターネットは21日午前4時から全プランのサーバーを順次停止し、23日時点で再開時期は未定としている。パスワード変更後も第三者が取引を続けられる場合があるとして、利用者にパスワード変更と接続中の全セッションの切断を求めている。
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|文:平木 昌宏
|画像:Adobe Stock


