ハードウェアウォレットメーカーLedger(レジャー)は10月15日、AndroidベースのOSを搭載した新型セキュリティ端末「Ledger Atom」を発表した。
一般的なアプリを利用できる一方、暗号資産(仮想通貨)の取引など重要な操作では独立した安全な環境に切り替わる設計を採用する。2027年の出荷を予定している。
AtomはAndroid Open Source Project(AOSP)ベースのOSと、別のSecure Element上で動作するLedger OSを搭載。
通常のアプリを利用するStandard Modeと、取引内容の確認や署名を行うSecure Modeを使い分ける。
FPGAによって画面表示を制御し、Secure ModeではLedger OSが画面を管理することで、利用者が確認した内容と実際に署名する内容が一致する仕組みとした。
また、カメラとマイクを回路レベルで物理的に遮断するスイッチを備える。
Solana Mobileとも連携し、ウォレットとSolana dApp Storeを統合したSeekerアプリをAtomにプリインストールする。署名や承認はSecure Modeで処理される。
今回の発表は、東南アジアの販売業者CryptoBilisを通じて販売された一部のレジャー端末で、不正なハードウェアが確認された事件について、同社が調査を進めるなかで行われた。
レジャーによると、不正な部品はセットアップ時に画面に表示されるリカバリーフレーズを読み取り、モバイル回線を通じて外部に送信する仕組みだった。同社は、誰がどの流通段階で端末を改ざんしたのか調査を続けている。
Atomでは物理的な改ざんへの対策も強化し、画面や筐体への不正なアクセスを検知する仕組みを導入する。
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|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Ledger公式サイトより(キャプチャ)


