ビットバンク、価格の乖離でエンジンコインの取扱い廃止

暗号資産取引所のビットバンクは9月14日、取り扱う暗号資産のうちエンジンコイン(ENJ)について、10月16日付で取扱いを廃止すると発表した。

同社が扱うEthereum(イーサリアム)上のENJと、Enjinが独自に運営する「Enjin Relay Chain」上のENJとの間で、価格の乖離が続いていることを理由に挙げている。

両者を結ぶ公式なブリッジ(資産を異なるチェーンへ移し替える仕組み)が用意されておらず、チェーンをまたいだ移動が難しいことが背景にあるという。

ビットバンクは昨年8月13日にも、同社が扱うENJの価格が他の取引所と比べて約20%乖離していると利用者に注意を呼びかけていた。

この時点ですでに、ブリッジの不在によって同社が扱うEthereum上のENJの流動性が薄くなりやすいことを課題として挙げており、今回の廃止はその状態が1年以上続いた末の判断となる。

廃止に伴い、10月16日午前10時をもって新規注文の受け付けと入出金を停止する。保有者のENJは原則、市場価格に基づき日本円に換金して口座残高に反映するとしている。

暗号資産の規制を金融商品取引法(金商法)に移す改正法はすでに成立しており、交換業者への規制はこれまでより重くなる見通しだ。これを受け、国内の暗号資産交換業者では業界再編や銘柄整理の動きが活発化している。

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|文:栃山直樹
|画像:Adobe Stock