暗号資産(仮想通貨)取引所のGMOコインは9月9日、サンドボックス(SAND)、チリーズ(CHZ)、ファイルコイン(FIL)の3銘柄について、取扱いを廃止すると発表した。
廃止の理由について、対象銘柄が支えるプロジェクトの継続性や市場の流動性の変化に加え、暗号資産の保有リスクを外部に移すための取引先(カバー取引先)を確保しにくくなる可能性を挙げた。
カバー取引とは、取引所が海外の大手取引所などと反対売買を行い、自社の持ち高を中立に保つ取引を指す。
顧客の注文で生じる価格変動リスクをヘッジする狙いがある。流動性の乏しい銘柄では、この反対売買を行う相手を確保しにくくなり、価格提示や在庫管理が難しくなる。

9月15日には暗号資産を貸し出す「貸暗号資産」サービスを終え、10月24日の定期メンテナンス終了後には販売所での売買と3銘柄の預入れを停止する。11月7日をもって外部ウォレットへの送付受付も終える。
国内の交換業者による取扱廃止は8月以降相次いでおり、SBI VCトレードは8月5日にSANDなど7銘柄を廃止した。ビットトレードも8月20日にボバ(BOBA)、フレア(FLR)、テゾス(XTZ)を廃止した。コインチェックも8月26日にブラッドクリスタル(BC)を廃止している。
9月4日にはSBI VCトレードとビットポイントが合わせて9銘柄の廃止を発表しており、今回のGMOコインの発表もこの流れの中にある。
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|文:栃山直樹
|画像:GMOコインウェブサイトから(キャプチャ)
