Grayscale(グレイスケール)の調査部門トップ、Zach Pandl(ザック・パンドル)氏は7月6日付のレポートで、Strategy(ストラテジー)による最近のビットコイン(BTC)売却が、ビットコイン価格がより持続的な底値を見つける一助になり得るとの見解を示した。
Strategyは7月6日、3588BTCを売却し約2億1600万ドル(約346億円、1ドル=160円換算)を調達した。同社が発行する変動利回り優先株式STRC(年利約12%)の配当支払いに充てるための売却で、ドル準備高は約17カ月分の配当をカバーできる約25億5000万ドル(約4080億円)を維持している。
発表直後、ビットコインは一時下落したが、その後反発し、6万4400ドルまで値を戻した(記事執筆時点では6万3120ドル)。STRCも3週間ぶりに90ドル台を回復した。
GrayscaleのX公式アカウントは同日、「Strategyのビットコイン売却は資金調達リスクを軽減し、ビットコイン価格の安定を支える可能性がある」と投稿した。
パンドル氏は「STRCの反発は、投資家が今回の決定を前向きに受け止めていることを示している」と述べている。
さらに同氏は、Strategyがビットコインを必要に応じて売却する姿勢を示したことで市場の信頼が回復し、清算という最悪のシナリオが避けられ、ビットコインが「より持続的な底値」を見つける助けになるとの考えを示した。
なお、パンドル氏は今回の売却前から、Strategyが今後2年間で少なくとも30億ドル(約4800億円)分のビットコインを売却することを望むと述べていた。
Strategyも6月下旬、配当義務を果たすのに十分なドル準備を維持するため、必要に応じて株式発行とビットコイン売却を行う方針を明らかにしていた。
|文・編集:井上 俊彦
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