ビットコインの底値、基本シナリオでは4万ドル前半=Galaxy Research

Galaxy Research(ギャラクシー・リサーチ)が6月11日に顧客向けに送付したレポートによると、ビットコイン(BTC)の底値は過去の弱気相場ほど深くは下落しない可能性があるものの、底打ちを探るプロセスはなお進行中だという。

リサーチ責任者のAlex Thorn(アレックス・ソーン)氏は、過去サイクルの最高値と最安値をすべて分析し、4年周期がビットコインの過去の推移とほぼ一致していると指摘した。

一方で、2025年10月のピークは過去のサイクルピークとは異なると主張。根拠として、主要な天井シグナル11個のうち2個しか点灯せず、的中実績の高い「パイ・サイクル・トップ」が史上初めて点灯しなかったことなどを挙げた。

同氏は、穏やかな天井は底値を切り上げるとし、取得原価(コストベース)が過去最高値の43.7%と高水準にあることを強調した。

ただし、レポートによると、重要な底打ちシグナルの多くは依然として現れておらず、点灯したのは13個中4個にとどまっている。例えば、過去のサイクルではピークから約12〜13カ月後に底が形成されたのに対し、今回の下落局面はまだ約8カ月だ。

現在のコストベースの5万3600ドルを起点に、ギャラクシーはベースケースの底値を4万ドル〜4万6000ドルと推測している。より深刻な「ウォッシュアウトシナリオ」では3万ドル〜3万7000ドル、緩やかな下落なら5万1000ドル〜5万4000ドル付近と予測している。

オンチェーン分析企業CryptoQuant(クリプトクワント)も、BTCは歴史的な底値圏に近づく一方で需要が縮小しており、底はまだ先との見方を示していた。Grayscale(グレイスケール)も、割安ではあるが過去のサイクル安値ほどではないと分析している

|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock

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