ドナルド・トランプ米大統領は10月31日、暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)の資産流出事件について、北朝鮮の関与が確認されれば、同国とこの問題について話す意向を示した。
米連邦捜査局(FBI)は同日、10月29日ごろにバイナンスから60億ドル(9480億円、1ドル=158円)を超える暗号資産が盗まれた事件について、北朝鮮の犯行と認定した。
攻撃に関わったのは、過去にも暗号資産の盗難に関与してきた「TraderTraitor(トレーダートレイター)」と呼ばれる集団だとしている。
トランプ大統領は前日の10月30日、北朝鮮のハッカーによる犯行かと問われ、「分からない。調べている」と答えていた。
FBIの発表後となる31日には、ホワイトハウスの公式Xアカウントが公開した発言で、「北朝鮮かどうかは分からないが、そうであれば、この件について北朝鮮と話す」と述べた。
バイナンスは10月30日、今回の事件による被害総額を約63億ドル(約9954億円、1ドル=158円)と推計し、損失を全額補償する方針を発表した。補償にはユーザー保護基金「SAFU」と自社資金を充てるとしている。同社は法執行機関や専門企業と連携し、流出資金の追跡・回収を進めている。
【次に読む】
» トランプ大統領、バイナンス流出で北朝鮮の関与「調べている」=Bloomberg
» バイナンスの1兆円流出は「北朝鮮ハッカー集団の犯行」=TRM
» バイナンス、ハッキング被害額を約1兆円と発表
|文:平木 昌宏
|画像:Shutterstock


