ビットコイン価格が回復しても、マイナーはAIから戻ってこない=CoinShares

CoinShares(コインシェアーズ)は9月15日、2026年第2四半期のビットコインマイニングレポートを公表した

上場マイナーがAI(人工知能)インフラ分野へ移る流れは今後も続くとし、「BTCの回復がAIへの移行を反転させる可能性は低い」との見方を示した。

レポートによると、第2四半期は上場マイニングセクター全体で現金ベースの損益分岐点を下回った。1BTCあたりの平均現金生産コストは約7万5500ドルだったが、BTCは四半期末に5万8400ドルまで下落していた。

同社の推計では、AIはこれらの企業に1メガワットあたり年間約150万ドル(約2億3250万円、1ドル=155円換算)の利益をもたらすが、マイニングは約50万ドル(約7750万円)にとどまる。

執筆者のLuke Nolan(ルーク・ノーラン)氏は、Core Scientific(コア・サイエンティフィック)が次世代マイニングリグの契約解除に4190万ドル(約64億9450万円)を支払った例などを挙げた。

データセンターの新設自体も難しくなっており、アメリカでは30州で少なくとも225件の建設停止や規制導入が見られた。

BTCが約7万7000ドル付近まで戻り、多くのマイナーは損益分岐点を再び上回った。それでも同社は、長期リースなどでAIに電力とインフラを投じたマイナーがマイニングに戻る可能性は低いと見ている。

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|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock