米国のビットコイン(BTC)現物ETFとイーサリアム(ETH)現物ETFは、7月10日までの5営業日で合計2億8180万ドル(約451億円、1ドル=160円換算)の純流入を記録し、5月上旬以来続いていた8週間連続の純流出に終止符を打ったことが、SoSoValueのデータから明らかになった。
ビットコイン現物ETFは週間で約1億9740万ドルの純流入となり、直前8週間で約82億6000万ドルが流出していた状況から流入へ転じた。週間ベースで最後に純流入となったのは5月8日までの週で、当時は約6億2270万ドルが流入していた。今回の8週連続流出は、2024年1月の取引開始以来で最長だった。
一方、イーサリアム現物ETFも約8440万ドルの純流入を記録し、同じく5月上旬以来初めて週間ベースで資金流入へ転じた。直前の8週間では約12億ドルが流出しており、この連続流出期間は同商品の過去最長記録に並んでいた。
ただし、今回の資金フローの反転は限定的だった。ビットコインETFが取り戻した資金は、直前8週間の流出額の約2.4%にとどまり、イーサリアムETFも約7%を回復したにすぎない。年初来では依然として純流出となっており、ビットコインETFは約53億4000万ドル、イーサリアムETFは約13億5000万ドルの資金流出を記録している。
個別商品では、金曜日のビットコインETFへの資金流入は、BlackRock(ブラックロック)のiShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)とVanEck(ヴァンエック)のHODLに集中した。イーサリアムETFではブラックロックのETHAとFidelity(フィデリティ)のFETHが流入を記録し、その他8商品は金曜日の純資金フローがゼロだった。
一方、売買活動は低調だった。ビットコインETFの週間取引高は約84億1000万ドルと、通常の5営業日週としては2024年10月以来の最低水準となった。イーサリアムETFも約20億5000万ドルと、2025年5月以来の低水準だった。資金流入へ転じたものの、市場参加者の様子見姿勢はなお続いていることがうかがえる。
|文・編集:Shoko Galaviz
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