Polymarket、4億円超の不正流出疑惑──取引を一時停止後に再開

予測市場プラットフォームのPolymarket(ポリマーケット)は10月29日、利用者の暗号資産(仮想通貨)が不正に引き出されたとみられる事案を受け、国際向けプラットフォーム「Polymarket.com」の取引を一時停止した。

その後、問題を修正して取引を再開し、影響を受けた利用者の損失を全額補償する方針を示した。

ブロックチェーン分析サービスArkham(アーカム)のデータを引用した報道によると、攻撃者とみられるウォレットで約265万ドル(約4億1900万円、1ドル=158円換算)相当のPOLが確認された。

クロスチェーンサービス「Relay」を通じ、ステーブルコインUSDC.eからPOLへの複数の交換取引が行われ、その後、資金が別のアドレスへ移動されたという。ただし、ポリマーケットは被害総額を公式には確定していない。

同社は調査中、既存注文の取り消しのみを認める「キャンセル専用モード」に切り替え、新規注文や取引の処理を停止した。ブロックチェーン上の取引実行を仲介するリレイヤーの操作も一時停止した。

ポリマーケットは公式ステータスページで、外部サービス事業者の一つが侵害を受けたことが原因だと説明。問題を特定して修正し、関係する法執行機関に通報したと明らかにした。取引は米東部時間29日午後3時ごろに再開された。

Reuters(ロイター)などは、侵害に関係した事業者としてウェブサイト監視サービスのDebugBearを報じている。ただし、ポリマーケットは事業者名や具体的な攻撃手法を公式には明らかにしていない。

同社を巡っては、2026年5月にも関連システムで不審な資金流出が報告されている。

取引は再開されたものの、被害の全容や具体的な補償内容については、今後の発表が待たれる。

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|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Luciano Luppa – stock.adobe.com

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