訪日客の免税還付金、JPYCで受け取り可能に──日本免税が11月より開始

日本免税は10月29日、訪日外国人旅行者が免税還付金を「JPYC」で受け取れるサービスを、11月1日に開始すると発表した。

現行制度では、購入時に消費税を差し引くか、店内の免税カウンターで消費税相当額を返金している。11月1日から、免税制度は税込みで購入した後に消費税相当額を返す「リファンド方式」に移行する。

免税還付へのステーブルコイン活用を巡っては、井林辰憲国土交通大臣が10月21日、衆議院の国土交通委員会で活用を検討する姿勢を示していた。

今回のサービスでは、旅行者は税込み価格で商品を購入し、出国時に税関の確認を受ける。還付金は、照合などの必要な処理が完了した後、デジタル資産を保管するウォレットにJPYCで届く仕組みだ。

JPYCは、日本円と1対1で交換可能な円建てステーブルコインである。

JPYC wallet delivery flow: Step 1 verify at customs terminal; Step 2 match purchase and issuance data; Step 3 deliver to wallet on a mobile phone.
<JPYCによる免税還付の受取イメージ。画面の金額は例示で、受取額・手数料はサービス条件による|日本免税の発表資料より/UPBOND制作>

送金には、ブロックチェーンのAvalanche(アバランチ)のC-Chainを利用する。

日本免税によると、JPYCを旅行者へ直接送ることで、カード返金や国際送金に伴う手数料を抑えられるという。送金履歴を追跡でき、店舗が旅行者のカード番号や銀行口座情報を扱わずに済む点も特徴としている。

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|文:平木 昌宏
|画像:日本免税のリリースより

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