アメリカ労働統計局(BLS)が10月14日に発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.7%上昇し、市場予想の3.6%を上回った。
ガソリン価格指数は前月比9.1%と急騰し、総合指数の月間上昇分の半分超を占めた。アメリカとイランの戦闘で原油価格が高止まりしていることが背景にある。コアCPIも2.6%と予想を上回った。
CMEグループのFedWatchツールによると、10月27〜28日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は、CPI発表前の約22%から5割前後へとほぼ倍増した。アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は9月に政策金利を3.75〜4.00%へ引き上げたばかりだ。
10年物米国債利回りは約5.3%と、24年ぶりの高水準に迫った。
ビットコイン(BTC)は8万2000ドルを割り込み、8万1500ドル前後まで下落した。押し目買いが入りやすいとされるフィボナッチの「ゴールデンゾーン」(8万1847〜8万2305ドル)も下抜けた。
ほぼリスクなしで5%超の利回りを得られる米国債は、利息を生まないビットコインにとって手ごわい競合となる。
Econoday(エコノデイ)のTheresa Sheehan(テレサ・シーハン)氏はLinkedinへの投稿で「9月の雇用統計が弱かったことを踏まえれば、FOMCは10月の会合では金利を据え置く公算が大きいが、12月の利上げに明確に傾いている」と指摘している。
ドル円は、一時158円95銭まで円安が進んだ。9月に政策金利を1.25%へ引き上げた日本銀行は、10月29〜30日に金融政策決定会合を開く。日米の金融政策が国内の暗号資産市場にも影響を与えそうだ。
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|文・編集:井上 俊彦
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