SBI、韓国・教保生命と円・ウォンのステーブルコイン直接交換を実証

韓国の教保生命保険は9月17日、SBIグループと進めていた日韓間の機関向け資金移転の実証を完了したと発表した。両者は7月から、円建てとウォン建てのステーブルコインを直接交換し、米ドルを経由せずに日本から韓国へ資金を移す仕組みを、テストトークンを使って検証した。

実証には、SBIグループ傘下のSBI Digital Practice(SBIデジタルプラクティス)が参加した。

金融機関向けブロックチェーン「Canton Network(カントン・ネットワーク)」のテスト環境で、資金の移転、為替交換、決済までの流れを確認した。教保生命によると、国境を越える機関資金の一連の処理を検証したのは、韓国の保険業界で初めてという。

円を米ドルに、さらにウォンに換える場合、複数の為替取引に伴う時間や費用、為替変動リスクが生じ得る。

教保生命は今回の実証で、仲介する為替交換の手続きを簡素化し、処理時間の短縮や取引情報の追跡が可能であることを確認したとしている。海外から移転したデジタル資産と、その決済資金を韓国内で扱う運用方法も検証した。

SBIグループと教保生命の関係は、SBIホールディングスが教保生命の一部株式を取得した2007年にさかのぼる。SBIホールディングスとSBIデジタルアセットホールディングスは2024年7月、教保生命グループとデジタル金融分野の戦略的業務提携を発表。セキュリティ・トークンの発行・流通に関する研究などを掲げた。

決済面では、SBIグループが6月に円建てステーブルコイン「JPYSC」の提供を開始した。SBIデジタルプラクティスは8月、韓国のNodeinfraとの日韓間の決済ネットワーク構築に向けた協力も発表している。

奇しくも同じ9月17日、韓国の大手暗号資産取引所Upbit(アップビット)は、円建てステーブルコイン「JPYC」の韓国ウォン建て取引ペアを設けると発表した

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|文:NADA NEWS編集部
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