英国の政治家ナイジェル・ファラージ氏が率いる政党「リフォームUK」に、暗号資産(仮想通貨)業界の富豪2人から2日間で計7200万ポンド(約150億円、1ポンド=208円換算)の献金が行われた。
暗号資産取引所BitMEX(ビットメックス)共同創業者のBen Delo(ベン・デロ)氏と、Tether(テザー)の投資家Christopher Harborne(クリストファー・ハーボーン)氏が、それぞれ3600万ポンドを寄付した。
デロ氏は11日、英紙テレグラフへの寄稿で献金を公表した。単独の政治献金としては英国史上最大で、2022年にジョン・セインズベリー卿が保守党に遺贈した1000万ポンドを上回るという。当初は次期総選挙まで毎月100万ポンドを寄付する予定だったが、政府が政治献金に上限を設ける可能性を考慮し、一括で支払ったとしている。
翌12日にはハーボーン氏も同紙への寄稿で、デロ氏と同額の3600万ポンドを献金したことを明らかにした。同氏はタイを拠点とする英国人投資家で、テザーの株式約12%を保有すると報じられている。
なお、両氏は今回の献金に使用した支払い手段を明らかにしておらず、暗号資産で行われたかどうかは確認されていない。
巨額献金が行われる一方、英国議会では政治資金制度の見直しが進んでいる。「Representation of the People Bill」では、暗号資産による政治献金を一時的に禁止するほか、海外在住の登録有権者などからの献金を年間10万ポンドに制限する規定が盛り込まれている。
法案は9月2日に下院を通過し、3日に上院へ送付された。暗号資産による献金の禁止措置は3月25日以降に行われた献金に遡って適用される予定で、対象となる献金は規定の発効後30日以内に返還する必要がある。
ただし、これらの規定が発効するには上院での審議を経て国王裁可を受ける必要がある。【次に読む】
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|文・編集:Shoko Galaviz
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