ビットコインのサイドチェーン「Liquid Network(リキッド・ネットワーク)」は9月11日、約4000ビットコイン(BTC、約500億円、1BTC=約1250万円換算)が流出したセキュリティインシデントを巡り、ネットワーク上の取引を再開したと公式Telegramで明らかにした。
同ネットワークは流出を受けて9月7日早朝から取引を停止しており、約4日間にわたってユーザーが取引できない状態が続いていた。
ブロック生成も再開したものの、Liquid上のL-BTCをビットコインのメインチェーン上のBTCに戻す「ペグアウト」は、安全確保のため引き続き停止している。
リキッドによると、今回の流出は同ネットワークの基盤となるオープンソースソフトウェア「Elements(エレメンツ)」の脆弱性が悪用されたことで発生した。
BTCの裏付けがない約4000L-BTCが生成され、約4000BTCの流出につながったという。
一方、流出した約4000BTCのうち3400BTCは9月8日までに返還されているものの、約598.5BTCは現在も未返還となっている。
リキッドはBTCとL-BTCの準備資産を正常な状態に戻す作業を続けており、完了後にペグアウトを再開する方針だ。
発表によると、インシデントに便乗した偽の更新サイトや詐欺メッセージも確認されているとして、公式チャンネル以外からの案内を信用せず、秘密鍵やシードフレーズを第三者に開示しないよう注意を呼びかけている。
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|文:平木 昌宏
|画像:Liquid Network公式サイトより
