4100ビットコイン窃盗で豪遊の22歳、有罪認める

米検察当局は9月8日、シンガポール国籍のMalone Lam(マローン・ラム、22歳)被告が、暗号資産を狙った国際的なサイバー犯罪組織の首謀者として有罪を認めたと発表した。

検察当局によると、ラム被告が率いた組織は2023年10月から2025年5月にかけて、カリフォルニア州やニューヨーク州など米国内の複数州と海外を拠点に活動した。

組織はソーシャルエンジニアリング(心理的な隙を突いて情報を聞き出す手口)や住居侵入で、被害者の暗号資産ウォレットから資金を盗み出していたという。

盗んだ暗号資産の総額は2億4500万ドル(約375億円、1ドル=153円換算)に上るとされる。米NBC系列局のNBC Miamiは9月8日、起訴関連文書を基に、盗まれた暗号資産はビットコイン(BTC)で4100BTC超だったと報じた。

ラム被告は「Anne Hathaway」などの別名を使い、オンラインゲームで知り合った仲間と組織を築いた。標的とする被害者を選び、共犯者の役割分担も統括していたという。

検察の説明では、盗んだ資金は1晩最大50万ドルに上るナイトクラブでの豪遊や、10万〜380万ドルの高級車、ロサンゼルスやマイアミなどでの豪邸賃借に充てられたとされる。

ラム被告は2025年9月18日、マイアミの賃貸住宅で逮捕された。

ピロ連邦検事は、「サイバー犯罪帝国を築けば、我々は必ず見つけ出し、その組織を解体し、責任を追及する。この被告は欺瞞によって被害者を狙い、プライバシーを侵害し、数億ドル相当の暗号資産を盗んだ国際的なネットワークを率いていた。FBIやIRS-CI(内国歳入庁犯罪捜査部)と協力し、テクノロジーを武器に無実の人々から金を盗む犯罪者を追い続ける」と述べた。

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|文:栃山直樹
|画像:米司法省公式サイトから

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