ビットコインのサイドチェーン「Liquid Network(リキッド・ネットワーク)」でセキュリティインシデントが発生し、約3億2000万ドル(約496億円、1ドル=155円換算)相当の約4000ビットコイン(BTC)がフェデレーションウォレットから引き出された。リキッドが7日、Xで明らかにした。
リキッドによると、資金を引き出した当事者は「ホワイトハット」を名乗っており、関連するビットコイン取引には「we are whitehats. contact us on chain(私たちはホワイトハットだ。オンチェーンで連絡してほしい)」とのメッセージが残されていた。
リキッドの技術プロバイダーであるBlockstream(ブロックストリーム)は、署名付きオンチェーンメッセージを通じて当事者との接触を進めている。ただし、当事者の身元や資金が返還されるかは明らかになっていない。
約4000BTCは、SideSwapのPAK(Peg-out Authorization Key)を経由して引き出されたという。一方、リキッドは該当するPAKやその他のキー自体は侵害されていないとしており、資金の引き出しを可能にした根本的な原因については明らかにしていない。
インシデントを受け、リキッドは暗号資産(仮想通貨)取引所に通知し、LBTCの入出金はすでに停止、または停止される予定となっている。
また、ブリッジノードを一時的に無効化したことで、新たなトランザクションをネットワークに送信できない状態となっている。リキッドは、問題が解決するまでサイドチェーンが「事実上停止」した状態になるとしている。
リキッドによると、同ネットワーク上のテザー(USDT)、DePix、RWA(現実資産)などは今回のインシデントによる影響を受けていない。ただし、ネットワークの利用制限に伴いリキッドウォレットにも影響が生じる。
リキッドは、高速かつ機密性の高いビットコイン取引やデジタル資産の発行を可能にするサイドチェーン。フェデレーションメンバーは現在、問題の解決と通常運用の再開に向けて対応を進めている。
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|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Adobe Stock


