・連邦陪審は10日間の公判を経て、Block Bits Capital(ブロック・ビッツ・キャピタル)創業者のJapheth Dillman(ジャフェス・ディルマン)氏を、通信詐欺罪および通信詐欺共謀罪で有罪とした。
・検察によると、ディルマン氏は稼働していない暗号資産自動取引システムについて虚偽の説明を行い、20人を超える投資家を欺いた。
・ディルマン氏には、有罪となった各罪状につき最高20年の禁錮刑と25万ドルの罰金が科される可能性がある。量刑言い渡しは12月8日に予定されている。
ブロック・ビッツ・キャピタル創業者に有罪評決、投資家の被害は約100万ドル
サンフランシスコの連邦陪審は8月24日、暗号資産ファンド創業者のディルマン氏に対し、通信詐欺罪および通信詐欺共謀罪で有罪評決を下した。
米カリフォルニア州北部地区連邦検察局によると、48歳のディルマン氏は、ブロック・ビッツ・キャピタルの取引能力について虚偽の説明を行い、20人を超える投資家から約100万ドルを詐取した。
この評決は、Richard Seeborg(リチャード・シーボーグ)連邦地裁判事の下で行われた10日間の公判を経て下された。公判で示された証拠によると、ディルマン氏と共謀者は2017年6月から2018年8月にかけて、ブロック・ビッツ・キャピタルがAutotrader(オートトレーダー)と呼ばれる暗号資産自動取引システムを開発したと称し、投資家から資金を募っていた。
投資家には、このソフトウェアがすでに完成・稼働しており、暗号資産の自動取引によって利益を生み出せると説明していたとされる。
しかし検察によると、ディルマン氏はシステムが機能しておらず、約束した方法で投資家の資金を運用できないことを認識していた。
法廷で示された証拠からは、ディルマン氏と共謀者が投資家の資金を自分たちへの支払いや、別の暗号資産事業へのリスクの高い投機的投資に流用していたことも明らかになった。
検察によると、これらの投資はその後、多額の損失を生んだ。それにもかかわらず、ディルマン氏はブロック・ビッツ・キャピタルの暗号資産取引事業が利益を上げていると投資家に説明し続けていたとされる。
今回の有罪判決は、暗号資産ファンドの運用者が取引技術や運用実績、顧客資金の使途について虚偽の説明をした場合、法的責任を問われ得ることを示している。
捜査は米連邦捜査局(FBI)と米内国歳入庁犯罪捜査部(IRS-CI)が担当し、米証券取引委員会(SEC)サンフランシスコ地域事務所も協力した。
Prospect Prediction Markets(プロスペクト・プレディクション・マーケッツ)、米商品先物取引委員会(CFTC)規制への対応でCrypto.com(クリプト・ドットコム)の米デリバティブ取引所に加盟
ディルマン氏は引き続き保釈中で、量刑言い渡しは2026年12月8日にシーボーグ判事の下で行われる予定だ。
通信詐欺罪および通信詐欺共謀罪には、それぞれ法定刑として最高20年の禁錮刑と25万ドルの罰金が定められている。実際の量刑は、連邦量刑ガイドラインと適用法を考慮したうえで裁判所が決定する。
今回の訴追は、2026年に上場株式やマネー・マーケット・ファンド(MMF)のトークン化が進み、暗号資産市場全体がより制度化された金融インフラへ移行しつつある中で行われた。
月曜日、上場する予測市場運営会社のプロスペクト・プレディクション・マーケッツは、子会社のProspect Trading USA LLC(プロスペクト・トレーディングUSA)が、CFTCの規制下にある米デリバティブ取引所Crypto.com Derivatives North America(クリプト・ドットコム・デリバティブズ・ノース・アメリカ)に加盟したと発表した。
この枠組みにより、Prospect TradingはCDNAの取引所に直接アクセスできる
予測市場の運営各社が、主要プラットフォームのKalshi(カルシ)やPolymarket(ポリマーケット)と競いながら、規制に準拠した形で米国市場への展開を目指す中、このモデルは今後重要性を増す可能性がある。


