メタプラネットの株価が8月20日、ビットコイン(BTC)の急騰を背景に大幅上昇している。
Yahoo!ファイナンスによると、午前10時52分時点で253円と、前日終値の218円から16.06%上昇。寄り付き直後には258円まで買われ、上昇率は一時約18.3%に達した。
これは、同社が米国のビットコイントレジャリー事業「Superplanet(スーパープラネット)」の計画を発表した翌19日に付けた高値239円も約8%上回っている。
前日の企業発表に続き、この日はビットコイン価格の急騰が新たな買い材料として意識された可能性がある。

メタプラネットは8月18日、米Nasdaq(ナスダック)上場のSuper League Enterprise(スーパー・リーグ・エンタープライズ)への出資を通じて同社を連結子会社化し、米国のビットコイントレジャリー事業の拠点とする計画を発表した。
スーパー・リーグは取引完了後、「Superplanet, Inc.」へ商号を変更する予定だ。
一方、今回の上昇と同じ時間帯には、ビットコインも大きく値を上げている。
CoinMarketCapによると、ビットコインは8月20日午前、約6万9500ドルで推移し、24時間で8%前後上昇、一時は7万ドル目前まで値を伸ばした。

ビットコイン上昇の背景には、米財務省が8月19日に発表した長期国債の買い戻し拡大がある。
同省は、10〜20年債と20〜30年債を対象とする流動性支援目的の買い戻しについて、1回あたりの上限を現在の20億ドル(約3200億円、1ドル=160円換算)から、少なくとも40億ドル(約6400億円)へ倍増すると発表した。変更は9月9日から適用される。
国債の買い戻し拡大は、米財務省が市場から国債を買い取る規模を増やし、債券市場の流動性を高める措置だ。
発表後には30年債利回りも低下しており、こうした市場環境の変化を受けてビットコインなどのリスク資産に買いが広がったとみられる。
|文:平木 昌宏
|トップ画像:メタプラネット公式サイトより(キャプチャ)


