Strategy(ストラテジー)の共同創業者で会長を務めるMichael Saylor(マイケル・セイラー)氏が、再びビットコイン(BTC)購入を示唆した。
セイラー氏は6月28日朝、同社のビットコイン取得状況を示すチャートをXに投稿し、「もっとチャートが必要になりそうだ」とコメントした。
同氏がオレンジ色の点で表示される取得チャートを投稿することは、ストラテジーが翌週に新たなBTC購入を開示する可能性を示す恒例のシグナルとされている。過去にも6月7日と6月21日に同様の投稿を行い、その後、月曜日の8-K提出書類で前週のBTC購入が確認されていた。
今回のチャートでは、ストラテジーのBTC保有額の市場価値が約508億ドル(約8兆1280億円、1ドル=160円換算)、取得原価が約641億ドルと示されている。
一方で、同社の資金調達モデルには圧力が強まっている。普通株MSTRは26日に約82ドルまで下落し、2024年2月以来の安値となった。また、額面100ドル近辺で取引されることを想定して設計された変動配当型の優先株STRCも、先週に約71ドルまで下落し、過去最低を記録した。STRCの年間配当率は11.5%とされる。
株式と優先株の下落により、ストラテジーの企業価値を保有BTCの価値と比較する指標であるエンタープライズmNAVは、初めて1を下回った。これは、市場が同社を保有するBTCの価値未満で評価していることを意味し、新株発行による資金調達を難しくしている。
オンチェーン分析企業CryptoQuant(クリプトクアント)は6月23日、ストラテジーに対しBTC購入を一時停止し、現金準備を再構築するよう促した。同社の調査責任者Julio Moreno(フリオ・モレノ)氏は、配当義務が年約12億ドルに拡大していると指摘している。
|文・編集:Shoko Galaviz
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