日本円ステーブルコイン「JPYC」を発行・運営するJPYC株式会社は22日、シリーズBラウンドで累計約50億円を調達する見込みだと発表した。
今回のラウンドには、追加投資家としてLife Design Fundのほか、いよぎんホールディングス、阿波銀キャピタル、明治安田生命の関連ファンドが参加した。
調達資金は、システムおよびアプリケーション開発、人材採用、発行・償還や決済関連事業の拡充、新たなユースケース創出や戦略的提携などに投資する。
同社は2025年8月に資金移動業者として登録され、同年10月に日本円ステーブルコイン「JPYC」の発行を開始した。
提供開始から約7カ月で口座開設数は1万8000件に達し、累計発行額は2026年5月18日時点で25億円を突破。総取引高は350億円を超えたとしている。
今回の資金調達では、システムおよびアプリケーション開発、人材採用、発行・償還や決済関連事業の拡充、新たなユースケース創出や戦略的提携などに投資する。
JPYCは直近で、発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」のアップデートも実施している。発行上限は従来の「1日100万円」から「1回100万円」に変更され、Kaiaチェーンでの発行にも対応した。
また、22日からは、LINEアプリ上で利用できるステーブルコインウォレット「Unifi」でJPYCの利用も始まっている。
22日に東京都内で開催されたクロスボーダー・ステーブルコイン決済サービス「トレーダム ペイメント」の記者発表会では、JPYC代表取締役の岡部典孝氏もゲストとして登壇。
ステーブルコインのクロスボーダー利用や、JPYC EXの発行上限変更について言及した。
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今回の資金調達は、JPYCが発行・償還、決済、法人利用などの領域で、日本円ステーブルコインの利用拡大を進めるための基盤強化と位置づけられる。
|文:平木昌宏
|画像:リリースより



