米ベンチャーキャピタル(VC)のAndreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ、a16z)は10月23日、暗号資産(仮想通貨)分野の投資部門「a16z Crypto」の名称を「a16z Frontier」に変更すると発表した。
同部門を率いるChris Dixon(クリス・ディクソン)マネージングパートナーが、公式サイトで明らかにした。
新ファンドの対象を、市場が育つまで数年かかる新技術を手がける「フロンティア・スタートアップ」全般に広げるとしている。暗号資産への投資や政策提言は続けると説明している。
a16zは2018年、3億5000万ドル規模の暗号資産専門ファンドでこの分野に参入した。
米メディアTheStreetなどによると、5本のファンドで集めた資金は累計約98億ドル(約1兆5300億円、1ドル=156円換算)にのぼり、当初の約28倍に相当する。
2026年5月には、22億ドル(約3400億円)規模の第5号ファンドを発表したばかりだった。
投資先には米暗号資産取引所Coinbase(コインベース)のほか、Solana(ソラナ)、Uniswap(ユニスワップ)、予測市場Kalshi(カルシ)などが並ぶ。
背景として同氏が挙げるのは、ブロックチェーンが表に出ない基盤になりつつある点だ。
ウォール街の金融機関やフィンテック企業がブロックチェーン上の製品を出すことが当たり前になり、企業を使う技術ではなく事業内容で定義するほうが理にかなうとしている。
暗号資産投資を代表してきた大手VCが、部門名から「暗号資産」の看板を外した形となる。
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|文:栃山直樹
|画像:クリス・ディクソン氏のX投稿から


