ソフトウェア開発会社アステリア(東証プライム)の株価が10月21日、一時前日比107円(11.13%)高の1068円をつけた。
出資先の米宇宙企業SpaceX(スペースX)が米国時間20日に発表した7〜9月期決算を受けた動きだ。日経新聞は、保有株の含み益の増加を期待した買いが入ったと報じている。
SpaceXの同期の売上高は前年同期比161%増の145億7500万ドル(約2兆3029億円、1ドル=158円換算)だった。純利益は44億400万ドル(約6958億円)で、前年同期の10億5400万ドルの赤字から黒字に転じた。
SpaceXは暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)も保有している。9月末時点の評価額は15億7300万ドル(約2485億円)で、6月末から約750億円増えた。
アステリアは2022年1月、SpaceXに約2億3000万円を出資した。SpaceXが2026年6月に米ナスダック市場へ上場する直前には、保有株の一部を売却したと開示している。
同社は6月時点で、この売却で約4億円の売却益を計上する見込みだとしていた。
平野洋一郎社長はNADA NEWSの取材に対して当時、上場後の値動きの大きさを考えて売却したと説明し、当初の保有分の半数以上は持ち続けているとしていた。
アステリアは円連動ステーブルコイン「JPYC」を発行するJPYC社にも出資している。
国内では、Bitcoin Japan(旧堀田丸正)も2026年5月、SpaceX株を保有する非公開ファンドに約17億円を投じると発表していた。SpaceXの業績は、出資する日本企業の株価にも直接響く材料になっている。
アステリア株は22日午前11時時点で、前日比8円安の1019円で推移している。
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|文:栃山直樹
|写真:アステリア社長の平野氏(2025年9月、撮影:橋本祐樹)


