Goldman Sachs、1000億ドル規模のファンドをLynqで提供へ

米金融大手Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)の約1000億ドル(約15兆7000億円、1ドル=157円換算)規模のマネー・マーケット・ファンド「Goldman Sachs Financial Square Treasury Instruments Fund」の機関投資家向けシェア(FTIXX)が、デジタル資産企業向け決済ネットワーク「Lynq」を通じて提供されることが明らかになった。

FTIXXは、米証券取引委員会(SEC)に登録するブローカー・ディーラーのtZERO Securitiesを通じて提供される。Lynqで外部の資産運用会社が提供するファンドを取り扱うのは今回が初めてで、同ネットワーク上で利用できる投資商品としては2つ目となる。

今回の取り組みは、ファンド自体をトークン化するものではない。

BlackRock(ブラックロック)の「BUIDL」やFranklin Templeton(フランクリン・テンプルトン)の「BENJI」など、ブロックチェーンを活用したファンドとは異なり、FTIXXは従来型ファンドの形態を維持する。Lynqを新たなアクセス経路として利用し、デジタル資産企業が既存の業務フローの中で同ファンドを利用できるようにする。

LynqのJerald David(ジェラルド・デービッド)CEOによると、利用企業から取引の合間に待機資金を運用できる商品を求める声があったという。

FTIXXを利用することで、企業は取引に使用していない資金から利回りを得ながら、必要に応じて資金を引き出すことができる。

FTIXXへのアクセスは米国の顧客に限定され、利用にはtZERO Securitiesとの取引関係を構築し、必要な審査や適格性要件を満たす必要がある。

Lynqは機関投資家向けのリアルタイム決済ネットワークで、資産はtZEROのカストディを利用し、取引記録をAvalanche(アバランチ)のブロックチェーン・エクスプローラーで確認できる。

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|文・編集:Shoko Galaviz
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