ミームコイン市場で存在感を高めてきたSolana(ソラナ)で、トークン化株式の展開が加速している。
オンチェーン資産の流通基盤を提供するSunrise(サンライズ)は9月9日、Backpack Securities(バックパック・セキュリティーズ)が発行する米国株20銘柄のトークン化資産をソラナ上に追加した。
Nike(ナイキ)やMicron(マイクロン)、Moderna(モデルナ)などが含まれる。
さらに、ソラナ上の大手トークン発行プラットフォームPump.fun(パンプファン)は9月10日、新機能「Custom Pairs」を公式Xで発表した。
これにより、Pump.funでトークンを発行する際、従来のソラナ(SOL)やUSDコイン(USDC)だけでなく、テスラやエヌビディア、S&P500 ETFなどのトークン化資産を取引ペアの相手として選べるようになった。
SunriseとxStocks(エックスストックス)を合わせ、93種類の資産ペアに対応する。この機能により、すでに発行されたトークン化株式を、ミームコインなど新たなトークンの市場に組み込めるようにする。
トークン化株式が「保有・売買する資産」から、オンチェーン上で別の金融商品と組み合わせる資産へと用途を広げている。
この動きで意識されるのが、米Robinhood(ロビンフッド)だ。
同社は7月、現実資産(RWA)向けに設計した独自ブロックチェーン「Robinhood Chain(ロビンフッド・チェーン)」のメインネットを公開した。
株式やETFへの経済的エクスポージャーを提供する「Stock Tokens」を展開し、取引だけでなくレンディングの担保などDeFiでの利用も想定している。
ロビンフッドが自社チェーンを中心にトークン化資産の経済圏を囲い込む一方、ソラナではSunrise、Backpack Securities、xStocks、Pump.funなど複数の事業者が相次いで参入している。
トークン化株式を巡る動きは、ブロックチェーン間の競争にもつながっていきそうだ。
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|文:平木 昌宏
|画像:Adobe Stockより
