RWA.xyzによると、トークン化株式の保有者数は過去1カ月で2倍以上となり、131万人に達した。
月間送金額も約179%増の231.3億ドル(約3兆7010億円、1ドル=160円換算)に急増し、月間アクティブアドレスは34.62%増の約57.2万件となった。
一方、RWA.xyzが「Distributed Value」として示すトークン化株式の流通価値は約23億8000万ドル(約3810億円)と、1カ月で5.9%増にとどまる(厳密な意味での時価総額ではない点に注意が必要)。
プラットフォーム別では、Ondo Finance(オンド・ファイナンス)が約8億7200万ドル(約1395億円)で首位、Kraken(クラーケン)のxStocksが約5億5800万ドル(約892億円)、Binance(バイナンス)のbStocksが約5億2200万ドル(約835億円)と続く。
成長を後押ししたのがSpaceXだ。6月12日の上場後、Binanceのトークン化されたSpaceX株は約68億円規模まで拡大した。一方、上場前には需要に対して原資産株を十分確保できず、複数社がトークン化IPO企画を中止しており、実需と裏付け資産の確保が課題といえるだろう。
今回の伸びは株式だけの現象ではない。米国債などを含むRWAトークン化全体の拡大と、暗号資産取引所・DeFiへの伝統的金融商品の接続が背景にある。
暗号資産業界では、株式を24時間・オンチェーンで扱うことで、新たな流動性や担保需要を生む可能性がある。日本でも金融商品取引法上のセキュリティトークン制度が整備されており、海外の動きは証券会社や取引所に新たな競争と商品開発を促す可能性がある。
|文・編集:井上 俊彦
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