暗号資産(仮想通貨)ハードウェアウォレット「Coldcard(コールドカード)」の脆弱性に関連するビットコイン(BTC)の流出被害が拡大している。Galaxy Research(ギャラクシー・リサーチ)によると、確認済みの3波と14件の小規模事案を合わせ、約7300のアドレスから1596BTCが盗まれた。
ギャラクシーはさらに、第4波とみられる取引群を含めた場合、被害が2055BTC、約1億3000万ドル(約208億円、1ドル=160円換算)に達する可能性があると試算している。ただし、第4波については具体的な被害者からの確認が得られておらず、確認済み被害の集計には含めていない。
ギャラクシーは、第4波の取引パターンが過去の流出と似ており、大部分が一つの攻撃主体による可能性について中〜高程度の確信を持つとしている。ただし、同一の攻撃者によるものとは確定していない。
ギャラクシーによると、盗まれたビットコイン全体の約90%はその後移動しておらず、確認済みの第1〜第3波に含まれる資金はすべて未移動だという。同社は、確認した攻撃者と被害者のアドレス情報を米連邦法執行機関、暗号資産取引所、サイバー調査組織へ提供している。
コールドカードは8月4日、脅威は現在も続いているとして、対象利用者に緊急対応を呼び掛けた。利用者は機種ごとの公式警告を確認し、修正版ファームウェアを導入した後、新しいシードを生成する必要がある。少額のテスト送金を行い、新しいウォレットが正常に機能することを確認してから、残りの資金を移すよう推奨している。
|文・編集:Shoko Galaviz
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