サッカーのワールドカップで予測市場の取引が急増するなか、暗号資産(仮想通貨)ウォレットのBitget Wallet(ビットゲット・ウォレット)は6月25日のブログ投稿で、予測市場が一般ユーザーを暗号資産の世界へ導いているとする調査結果を発表した。
調査ではDune Analytics(デューン・アナリティクス)のデータを基に、Polymarket(ポリマーケット)のアクティブユーザー約85万7000人を90日間分析した。
その約6割は過去に分散型取引所(DEX)での取引経験がなく、予測市場がDeFi(分散型金融)未経験層を直接取り込んでいることが示された。
Polymarketは独立したアプリのように機能するとレポートは指摘している。ヘビーユーザーの平均はPolymarketでの約定が90日間で1194.5回に対し、DEX取引は11.9回だった。
DEX取引高の79%はステーブルコインや主要暗号資産が占め、ミームコインは1%だった。
基盤となるネットワークのポリゴン(Polygon)上の取引も6%にすぎず、ユーザーはチェーンよりアプリを重視する。彼らが次にどこへ行くかを決めるのは、基盤となるブロックチェーンではなく、アプリだ。
また、資金は一度入るとアプリ内で運用し続けることができる。残高、取引、取引結果などのやり取りはすべてアプリ内で完結し、ブロックチェーンはバックグラウンドで動作するだけだ。
Bitgetは、暗号資産を複雑なものとしてではなく実用的な体験として提供するアプリを通じて、人々がオンチェーンに参入する可能性を指摘した。
なおアメリカでは予測市場をめぐる規制に関する対立が続いている。アメリカ商品先物取引委員会(CFTC)は6月23日、その管轄権を巡ってケンタッキー州を提訴し、同州はCFTCに訴えられた9番目の州となった。
|文・編集:井上 俊彦
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