CFTC、予測市場規制めぐりケンタッキー州を提訴

米商品先物取引委員会(CFTC)は6月23日、予測市場をめぐる管轄権争いで、ケンタッキー州を相手取り訴訟を起こした。CFTCは、同州が州法を使ってCFTC登録済みの指定契約市場(DCM)を閉鎖に追い込もうとしており、連邦法上の専属的管轄権を侵害していると主張している。

CFTCの発表によると、今回の訴訟は、ケンタッキー州がCFTC規制下にあるDCMに対し、州裁判所で民事執行手続きを起こしたことを受けたものだ。

同州は先週、Kalshi(カルシ)、Polymarket(ポリマーケット)などを相手取り、州内で無許可かつ違法なスポーツベッティングや賭博プラットフォームを運営したとして提訴していた。

CFTCは、ケンタッキー州によるこうした措置について、議会が設計した全国的なスワップ市場監督の枠組みに介入するものだと批判した。CFTCは訴状で、連邦規制下にあるDCMを閉鎖させようとする州の試みは、CFTCが有する専属的管轄権を侵害すると主張している。

CFTCのMichael S. Selig(マイケル・S・セリグ)委員長は声明で、予測市場は将来の出来事が起こる可能性について有用な情報を提供し、ケンタッキー州の企業や個人が利用するリスク管理商品でもあると説明した。そのうえで、CFTCは予測市場に対する専属的管轄権を維持する姿勢を強調した。

The Blockによると、ケンタッキー州はCFTCに提訴された9番目の州となる。過去1年で、CFTCはウィスコンシン州、イリノイ州、アリゾナ州、コネチカット州、ニューヨーク州、ニューメキシコ州、ミネソタ州、ロードアイランド州に対しても同様の訴訟を起こしてきた。主な争点は、予測市場がCFTCの専属的管轄下にあるのか、それとも州のゲーミング・賭博規制の対象となるのかという点だ。

CFTCはまた、ケンタッキー州議会が可決した、予測市場に対し、取引手数料および各イベント契約の想定元本価値の14.25%を課す新たな税制にも異議を唱えている。CFTCは、この制度が予測市場の州内運営を事実上不可能にするものだと主張している。

|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock

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