データ連携ソフト「ASTERIA Warp」などを手がけるアステリアは6月16日、企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYC Gateway」において、企業がJPYC用ウォレットを選びやすくするための指針を発表した。
新たにウォレットを用意する企業向けには、JPYC Gateway上で設定・管理できる「標準ウォレット」として、Fireblocks Inc.が提供する「Dynamic」を採用した。
また、JPYC Gatewayとの接続確認を実施した「公認ウォレット」として、ハードウェアウォレットの「Openloop」、ソフトウェアウォレットの「Fireblocks」「HashPort Wallet」「MetaMask」「N Suite」が認定された。
JPYC Gatewayは、日本円建てステーブルコイン「JPYC」を企業が利用するための入出金管理サービス。
同社によると、複雑なブロックチェーン操作を簡略化し、インターネットバンキングのような操作性でJPYCの送金や管理を行えるという。

背景にあるのは、企業がステーブルコインを実務で扱う際の管理・運用面の課題だ。
一般的に企業がJPYCを利用するには、JPYC用ウォレットを保有する必要がある。
アステリアの平野洋一郎氏は4月、企業向けステーブルコイン決済の課題として、会計処理や監査対応、秘密鍵管理、既存システムとの連携を挙げていた。
JPYC Gatewayについても、ガス代をアステリア側で立て替えることで、企業が暗号資産を保有せずに済み、会計や監査の負担を軽減できると説明している。
今回の標準ウォレット・公認ウォレットの整備は、こうした企業利用時の実務課題に対応する動きと位置づけられる。
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アステリアは今後、JPYC対応ウォレットとの接続確認を順次実施し、公認ウォレットを拡充する方針だ。
|文:平木 昌宏
|画像:リリースより



