Galaxy Research(ギャラクシー・リサーチ)のリサーチ責任者アレックス・ソーン(Alex Thorn)氏は4月19日、Xの投稿で、2024年4月の半減期以降のビットコイン(BTC)サイクルが、過去3回のサイクルと比較して「劇的に」パフォーマンスが低下していると指摘した。
過去のサイクルでは、2012年の半減期サイクルでBTC価格は約9294%上昇し約1163ドルに到達した。2016年サイクルでは約2950%上昇し約1万9891ドル、2020年サイクルでも約761%の上昇を記録している。
一方、今サイクルの最高値は2025年10月5日の12万5000ドル超で、半減期時点の約6万3000ドルから約97%の上昇にとどまっている。
ボラティリティの低下も顕著だ。2020年4月2日にBTCの30日間ボラティリティ指数は9.64%に達したが、今サイクルでは3.11%を超えたことがなく、直近では約1.75%まで低下している。
ただし、この比較には留意点もある。2024年1月のアメリカのBTC現物ETF(上場投資信託)の承認により、半減期前の2024年3月に史上最高値を更新するという過去に例のない現象が発生し、従来なら半減期後に生まれる需要が前倒しされた可能性がある。
また、Fidelity Digital Assetsの分析によれば、上昇幅が縮小する一方で下落幅も縮小しており、過去の弱気相場では80〜90%の暴落が見られたのに対し、今回は約50%の下落にとどまっている。
ソーン氏はXで「第4サイクルは過去のサイクルを劇的に下回っている。これがニューノーマルなのか、それとも一時的なものなのか」と問いかけた。BTCの成熟に伴い市場構造が変化する中、従来の4年サイクルの前提が通用するのか、市場参加者の議論は今後も続きそうだ。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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