ビットコイン(BTC)を大量保有する米Strategy(ストラテジー)は10月29日、2026年第3四半期(7〜9月)の決算を発表した。
純利益は前年同期の27億9000万ドル(約4400億円、1ドル=158円換算)から195億3000万ドルへ約7倍に拡大した。保有するビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)で209億1000万ドルの評価益を計上したことが、利益を大きく押し上げた。
営業利益は前年同期の38億9000万ドルから209億1000万ドルとなり、過去最高を記録した。希薄化後1株当たり利益(EPS)は前年同期の8.42ドルから44.75ドルに増加。優先株の配当を差し引いた普通株主帰属純利益は191億2000万ドルだった。
一方、売上高は前年同期の1億2870万ドルから3%減の1億2540万ドルとなった。売上総利益は8960万ドル、売上総利益率は71%で、前年同期の70%から改善した。大幅な増益は主に暗号資産の評価益によるものであり、本業の売上高が拡大したわけではない。
ビットコイン保有数は10月25日時点で84万8517BTCとなり、年初から26%増加した。同社によると、2026年に入ってからのビットコイン購入額は約143億3000万ドルに達した。
また、9月末時点の現金および現金同等物は25億ドル、短期投資は34億ドルとなり、いずれも6月末から増加した。
Michael Saylor(マイケル・セイラー)会長は、銀行によるビットコインの採用拡大や機関投資家の需要回復を挙げ、次の強気相場が始まりつつあるとの見解を示した。ただし、同社の業績は保有ビットコインの価格変動に大きく左右される構造となっている。
» Strategy、優先株の「日次配当」実施へ──株主が承認
» Strategy、ビットコイン購入を5週ぶりに停止──優先株の買い戻しに2億ドル
» Strategy、約35億円相当の267BTCを追加取得
|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock


