日本、暗号資産経済規模が東アジア2位の36兆円──DEX利用が拡大=Chainalysis

ブロックチェーン分析企業Chainalysis(チェイナリシス)は10月5日、東アジアの暗号資産(仮想通貨)市場に関する調査結果を公表した。2025年7月から2026年6月までの日本の暗号資産経済規模は2283億ドル(約36兆5000億円、1ドル=160円換算)となり、韓国の4491億ドル(約71兆9000億円)に次ぐ東アジア2位だった。

日本では分散型取引所(DEX)の利用拡大も目立った。暗号資産サービスへの資金流入のうちDEXが占める割合は34.5%で、成熟した中央集権型取引所(CEX)市場を持つ東アジアの国・地域では最も高かった。DEXへの資金流入額も前年同期比36%増加した。

Line chart of Japanese exchange inflows by venue type from 2022 to 2026, showing decentralised exchanges at 317 and centralised at 99.
<日本の暗号資産サービス別の資金流入状況(Chainalysisより)>

また、日本国内の取引所から暗号資産を引き出した利用者の約4人に1人が、その後DeFi(分散型金融)プロトコルへ資金を入れていた。DEXの利用は2022年から200%超増加した一方、CEXの取引活動は同期間でほぼ横ばいだったという。

DEXでは個人による小口取引が中心で、スワップの65.7%を10~1000ドルの取引が占めた。Chainalysisは、日本では機関投資家や金融機関の活動に加え、個人によるオンチェーン取引も拡大していると指摘した。

なお、Chainalysisが9月に公表した別の調査では、日本は2026年の「世界暗号資産普及指数」で117カ国中4位となり、前年の19位から大きく順位を上げている。

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|文:平木 昌宏
|画像:Adobe Stockより

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