暗号資産(仮想通貨)を使ったカード決済サービスを展開するTria(トリア)は10月4日、アプリ内でポケモンカードなどを引ける「Tria Gacha(トリア・ガチャ)」の提供を招待制で開始した。
同社の発表によると、トリアのカードで対象パックを購入すると、会員プランに応じて最大6%のキャッシュバックを受けられる。
ガチャには、鑑定済みの実物のポケモンカードやワンピースカード、スポーツカードが用意される。利用者は引き当てたカードをアプリ内で保有するほか、その場で売却したり、対象カードの現物配送を申し込んだりできる。当初は事前登録者の一部に開放し、順次、利用できる人を増やす。
トリアは、暗号資産の保有・取引やカード決済を1つのアプリにまとめたサービスだ。対応する暗号資産をカードにチャージし、日常の買い物などに使える。今回、そのアプリに実物のトレーディングカードを収集・売買する機能を加えた。
同社によると、利用者の間では、アプリ外のガチャや収集品への支出が多く、カードの高還元率が適用される利用額の上限に達するケースもあったという。今回の機能追加には、こうした支出を資金管理や決済と同じアプリ内に取り込む狙いがある。
暗号資産企業が実物のトレーディングカードを扱う動きは、ほかにもある。米暗号資産交換業大手Coinbase(コインベース)は9月28日、スマートフォンでポケモンカードのパックを開封するサービスを近く提供すると発表した。引き当てたカードには実物が裏付けられ、保管庫での保管か現物配送を選べる仕組みだ。
トリアの公式ブログによると、ガチャ購入のキャッシュバックは期間限定で、通常のカード利用に設けられた高還元率の適用上限とは別枠になる。会員プランの基本還元率が適用され、追加の還元率上乗せは対象外だ。基本還元率はプランごとに1.5%、4.5%、6%で、すべての利用者が6%還元を受けられるわけではない。
招待制の試験提供中は、ガチャのカード決済に全利用者で共有する1日5万ドルの枠を設ける。先着順で、枠を使い切ると次の補充までカードでは購入できない。枠は日本時間の午後9時に補充される。ウォレット残高での購入は引き続き可能だが、キャッシュバックは付かない。
提供開始に合わせ、10月4日から14日間の購入ランキング企画も実施する。順位は対象パックの購入額の合計で決まり、引き当てたカードの価値や希少性は影響しない。上位10人に鑑定済みカードやパックを贈り、1位にはゴッホとのコラボレーションによるピカチュウのカードを用意する。

トリアのカードは日本居住者も本人確認などの条件を満たせば利用できる。
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|文:平木 昌宏
|トップ画像:Tria Japan公式Xより(キャプチャ)
|画像:Tria公式ホームページより(キャプチャ)


