米暗号資産(仮想通貨)交換業大手Coinbase(コインベース)は9月28日(米国時間)、スマートフォン上でポケモンカードのパックを開封できるサービスを近く提供するとXで発表した。
発表によると、画面上で引き当てたカードには実在する現物が裏付けられる。利用者はカードを保管庫に預けるか、現物を自宅などへ配送するかを選べる。提供開始日や対象地域、価格、カードの鑑定方法などは明らかにしていない。
トレーディングカード市場は近年、拡大を続けている。一般社団法人日本玩具協会によると、2025年度の国内カードゲーム・トレーディングカード市場は3384億円に達した。市場は2017年度以降、8年連続で拡大している。
また、現物カードを保管庫で管理し、購入や売却、配送の手続きをオンラインで完結させるサービスも広がっている。カードを売買するたびに現物を移送する必要がなく、保管や配送に伴う手間を減らせるためだ。
コインベースの仕組みも、スマートフォン上の開封体験と現物カードの保管を組み合わせる。コインベースが暗号資産以外の収集品を扱う新たなサービスとなる可能性がある。
一方、今回の発表では、カードの所有権をブロックチェーン上に記録するか、NFT(非代替性トークン)を発行するかは示されていない。二次流通市場の有無や株式会社ポケモンとの提携関係、商品の調達方法も明らかにされていない。補償や配送料、対象年齢、開封確率の表示方法などについても、現時点では不明だ。
【次に読む】
» スマホ版「ポケモンカード」用に分散型台帳関連の特許取得か
» NFTトレーディングカード、3000億円市場に食い込むか──真贋証明付き「CNPトレカ」12月発売
» 【ST最前線】不動産STのその先へ──大和証券・澤氏が描くオンチェーン資本市場
|文:平木 昌宏
|画像:コインベース公式Xより(キャプチャ)