オンチェーン分析のグラスノード(Glassnode)はXで、暗号資産の時価総額上位200銘柄を分野別にまとめた値動きの指数で、プライバシー系だけが2025年10月の高値の水準を上回っていると9月7日に報告した。

同社によると、ビットコイン(BTC)は同高値から335日を経た9月6日時点で36%安に沈んでいる。上位200銘柄の中央値も58%安に沈む一方、プライバシー系は高値時点比で213%高い水準にある。
直近30日間はセクター全10業種が上昇したが、この局面でもプライバシー系は90%高と最も伸びた。
同社の集計では、プライバシー系銘柄の合計時価総額は1年前の71億ドル(約1.1兆円、1ドル=154円換算)から336億ドル(約5.2兆円)拡大し、暗号資産のトロン(TRX)の時価総額に匹敵する規模になった。拡大分の半分近くは直近30日間に積み上がったという。
中心はジーキャッシュ(ZEC)で、同社の集計では直近1年で時価総額順位が82位から7位に上昇し、プライバシー系セクターの62%を占めたという。

CoinMarketCapによると、ZECの時価総額順位は9月8日時点で10位(約195億ドル、約3兆円)となっている。直近1年の上昇率は2496%に達し、モネロ(XMR)も同期間で2倍に増えた。
プライバシー系の上昇はZEC単独の現象ではない。過去1年分のデータがそろう8銘柄はいずれも値上がりしている。
上位200銘柄のうち、直近1年間で上昇したのは25銘柄にとどまり、中央値は55%安に沈む。
一方、直近30日間では91.5%の銘柄が値を上げ、同社の集計期間の中でも値上がり銘柄の裾野が最も広い1カ月になったという。
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|文:栃山直樹
|画像:Adobe Stock
