Zcash(ジーキャッシュ)のトークンZECが9月4日、約10年ぶりに1000ドルの節目を突破し、一時1023ドルまで上昇した。
これに伴って約3450万ドル(約53億4750万円、1ドル=155円換算)分のショートポジションが強制決済され、この踏み上げが上げ幅を広げた。
上昇はその後も続き、日本時間7日午前8時時点で1231ドルと、前日終値の1025ドルから約20%高い水準にある。過去1カ月の上昇率は約145%、半年では約470%に達した。時価総額は200億ドル(約3兆1000億円)を超え、ドージコイン(DOGE)を抜いて10位に浮上している。
原動力は、Grayscale(グレースケール)が8月25日にNYSE Arcaへ上場させた米国初のZEC現物ETF(上場投資信託)「The Zcash ETF」(ZCSH)だ。上場以来の純流入は少なくとも3440万ドル(約53億3200万円)、純資産は4億1470万ドル(約643億円)に達した。
Bitwise(ビットワイズ)のMatt Hougan(マット・ホーガン)氏は、今後10年保有すべき資産としてビットコインと並べてZECを挙げた。もっともZECは2016年10月の上場直後に付けた最高値3191ドルには遠く及ばず、RSIも買われすぎ圏にある。
日本ではコインチェックが2018年6月に匿名性を理由にZECの取り扱いを廃止して以降、国内取引所で売買できない状態になっている。
【次に読む】
» Zcashが40%超の急騰──Grayscale、米国初の現物ETF上場へ
» Grayscale「ビットコインに挑戦できる」──Zcash現物ETFを上場
» GrayscaleのZcash ETFが上場──ZECは800ドル割れ、強気筋に1000万ドル清算【価格分析】
|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock


