Robinhood(ロビンフッド)は9月8日、Crypto.comから分離独立した予測市場プラットフォームOG.comを、自社の予測市場の基盤・清算パートナーに選定したと発表した。複数年契約で、Robinhoodは両社の株式を取得する。
この合意に基づき、Robinhoodは個人投資家向けのイベント契約をOG.comのアメリカ商品先物取引委員会(CFTC)規制下のデリバティブ取引所および清算機関を通じて処理する。対象となるアメリカの顧客向けには、現地時間の火曜日から段階的にサービスを開始した。
株式の価格はCitadel Securities(シタデル・セキュリティーズ)によるCrypto.com Groupへの出資と同じ200億ドル(約3兆1000億円、1ドル=155円換算)の評価額と同水準で決定するが、両社はRobinhoodの保有株式の規模や価値を明らかにしていない。OG.comは2月、50億ドル(約7750億円)の評価額でCrypto.comからスピンオフした。
OG.comの取引所は、Crypto.comが2022年に買収した旧Nadexで、CFTC登録の指定契約市場と清算機関を持つ。イベント契約はスポーツ賭博に当たるとして州当局との係争が続いており、連邦規制下の受け皿に需要が集まる構図となっている。
Crypto.comとOG.comの創業者兼CEO、Kris Marszalek(クリス・マルシャレク)氏は「予測市場から始め、先物や無期限先物へ速やかに広げ、OG.comを革新的なデリバティブ商品のための世界で最も流動性の高いプラットフォームにする」と述べた。
Robinhoodの4〜6月期はイベント契約収益が1億5600万ドルと前年比10倍超に伸び、38%減の暗号資産収益1億ドルを上回った。
日本では、こうした予測市場の利用は刑法の賭博罪に当たる可能性がある。
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|文・編集:井上 俊彦
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